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卓球 多球練習法 [指導法]

藤井基男 水村治男 共著 ベースボールマガジン社

私にとっては、「卓球 短期上達法」と並んで、バイブルみたいな存在だった本。
多球練習について、具体的に書いてある。
その具体的さはというと、まず第1章の「道具をそろえる」というところから始まる。
ラケット、ラバーはもちろん、ボールの個数やボール入れ、ボール入れを乗せる台についても説明してある。
まあ、簡単に言うと、80球程度がはいる、まるい(安い)かご、という表現で、今なら100円ショップで手に入るようなものが紹介してある。

第2章では多球練習の効用。第3章でいよいよ具体的な方法が載っている。
例えば
1.握りは3個以内
2.握る、打つタイミングは?
3.ノッカーの位置
4.はずませるか
5.生きたボールを送る
6.ヤマカン始動を防ぐ
7.時間配分
8.よしよし、いいぞ!!
といった具合で、かけ声のかけ方まで載っている。
また、ヤマカン始動を防ぐためには1本交替と不規則の送球をする必要があるという、多球練習の一番基本的な考え方が、短い中にさりげなく書いてある。しかし、この考え方はすべての練習法に通じる本当に大事なものだと(当時)感じた。(もちろん、今でも)

その後は具体的な練習メニューに移り、タイプ別の練習メニューを紹介している。

今では近藤先生が多球練習の名手として有名で、軍手をつかってボールをつかまれる姿は有名になっている。何度か、近藤先生の多球練習の姿は拝見したが、さすがに、「すばらしい」としかいいようがない。球出しのテクニックもさることながら、声かけの大切さを感じる。

富士短期大学をたった2年で他の4年制大学に伍して勝つチームに育てたのは、著者の水村先生の多球練習あっての賜物だろう。(ただし、私自身は水村先生の多球練習を実際に見たことはない)
水村先生の練習風景は一度も見たことはないのだが、水村先生とコンビを組んだ西村先生の球出しは見たことがある。迫力満点だった。きっと、水村先生もあのような感じで出されていたのだろう。

実は、吉田先生の球出しも一度だけ見たことがある。下回転の短いボールを出されていたが、特に切れているわけでもなく、「普通のボール」を出されていたのが印象に残っている。たぶん、講習会の場面で拝見したと思うので、吉田先生がサービスで出される場面を見せてくださったのではないかと思っている。
ちなみに、(たぶん、その講習会の前後だと思うのだが)三浦君が、友だちに頼んで出してもらっていた多球練習の迫力は忘れられない。

高木先生は本来ペンであるが、多球練習では主にシェークハンドを使ってされているようだ。ビデオも拝見したことがあるが、やはり、その正確さや声がすばらしかった。NTに抜擢された頃の福原さんにもヘッドコーチとして球出しをされていたと聞いたことがある。福原さんのピッチの早さはすごいものだと、高木先生の球出しを見て感じた。

橋本先生がレディースの方々に球出しをされている場面を拝見した。小さな子どもを教えるときとはまた違った声かけなど、とても勉強になった。また、指示が的を得ていて、その数分(?)の指導で、それまでできなかったことができるようになる姿を見ると、これまたすごいとしか言いようがない。

まだ指導者としての実績を積まれる前の松下先生に講習会をしていただいたことがある。エクセルを使って、綿密に練習計画を立てておられて、その緻密さに感動させられた。
たぶん、全国大会2連覇などで、技術指導の優秀さはみなさんも知るところだろうが、球出しの技術はもちろんその練習や選手の育成に対する考え方がすばらしい。また、松下さんの指導者としてのすごさは伝える機会があるかもしれないので、(いつになるかはわからないが)気長にお待ちください。

というわけで、もう25年以上も前になるこの「多球練習法」。充分今でも通用するすばらしい本。ぜひ読んでいただきたい。

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